3席だけの予約困難な寿司屋、新橋『すし処 まさ』

2015/4/30

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Tanosyが始まって一ヶ月、記事の人気ランキングを見ると肉ばかりが並んでいる。

やはり肉は人気なんだと思っていたのだが、よく考えると圧倒的に肉を紹介する記事が多い様だ。

昨夜、共に飲み歩いた知人が『寿司が好き』と言っていたこともあり、たまには寿司屋でも紹介しよう。

 

3席限定、予約困難な店

新橋駅前ビルの地下、本当に3席カウンターだけの小さな店舗が存在する。

予約しないと入れない、しかし予約が取れない特別なお店だ。

3席単位で予約をし、実際に食べるとそのほとんどの客が3人別々にで次の予約をするらしい。

つまり、毎日3倍ずつ予約が増えていくのだから予約がとれないのも無理はない。

 

料理はおまかせで

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料理はすべてお任せとなる。

来訪したのが夏という事で最初は瓶ビールで乾杯。これがキンキンに冷えていて失礼ながらこの3席しかない小さな店で良く冷やすことができるものだな、と店主に尋ねてみた。すると、最初の1本ぐらいはキンキンに冷えたもので乾杯して頂きたいのでドライアイスで冷やしておいて、とのこと。

このあと続く料理の端々にこの店主の『ホスピタリティ』が溢れるのだが、それはわざわざドライアイスでビールを冷やすところから始まっているのだ。

最初に本日用意したネタを見せながら、嫌いなものが無いかなど確認される。

最初はお造りから。新橋ということで築地も近く新鮮な魚が手にはいるのだろう、どれもしっかりとしたものだった。

この後もコース料理が続くのだが、印象に残ったものだけ紹介しよう。

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めばちまぐろの炙り

これは大変ユニークで驚いた。

ガスコンロに上に鉄板を載せ、客が自分で焼いてマスタードソースをつけて食べる。

写真のとおりかなり量もあるので、例えば両面しっかりと焼いたり、片面だけをレアに焼いたりなど自分ごのみの焼き加減を探しながら続々と焼いていく。

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火の通った部分が白くなる。私は片面だけ軽く炙って筋の部分がとろけてくるこの状態が一番お気に入りだったが、同行した他の2人もそれぞれ好みの焼き加減を見つけていた様だ。

 

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こはだ

江戸前には欠かせない。締め加減もちょうどいい塩梅で、また昔ながらの細工を凝らしてあるのも嬉しい。

しゃりは固めで私との相性が良かった。寿司のしゃりは固めでソリッドなものが好きなのだ。

 

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うにの握り

私は、うにには海苔が必要ないと思っている。うにの繊細な香りを十分に楽しむためには、海苔のしっかりとした風味が邪魔をしてしまう。しかし、うにを握るのは難しい。本当は手渡しで頂いた方がいい程絶妙なバランスで、写真を撮ろうとするとみるみる崩れてくる。海苔なしのうにの『握り』。

軍艦では味わえない濃厚でピュアなウニを楽しむことができる。

 

2019年4月20日

コース料理と握りを一通り頂いて、ビールや日本酒を頂いて1人1万円弱。

頂いた感想としては、この2倍でも十分に客が着くであろう大満足のものだった。

帰りに、やはり3人別々で3席の予約をお願いすると、私の予約は2019年4月20日になった。

冗談でもネタでもない。それまですべて予約が埋まっているのだ。

本音を言えば、この2倍の料金を出して同レベルの寿司を食えばいいのだが、3席だけという店の雰囲気もいいし、2019年の予約というのも楽しいではないか。

 

2019年4月20日、この記事を見返す時には誰と一緒に寿司を食うのだろう?

ということで、うすうす気づいているかもしれないがこの店は行きたくなっても行けないなのだ。

じゃあ紹介するな、という声もあるだろうが現代はfacebookやtwitterという便利なものがある。

ぜひ、この記事をシェアして誰か身の周りで予約している知人を探し出して欲しい。

 

今回のお店

新橋『すし処 まさ』

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13116511/