六本木ステーキ戦争の対抗馬『いきなりステーキ』レポート

2015/4/24

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ザ・ステーキを褒めすぎた

六本木にはステーキ屋がたくさんあり、その中でもダイヤモンドダイニングが手がける『ザ・ステーキ』はめちゃくちゃ美味い。そして、その美味さを伝えようと夜の記事とランチの記事を世に送り出してきた。

通常営業:http://getnews.jp/archives/876952

ランチ営業:http://tanosy.net/gourmet/386/

しかし、思い起こせば昨年の夏頃にはいきなりステーキに熱狂し、六本木へ足繁く通い、その後の店舗展開に心踊った一人として、『ザ・ステーキ』を褒めるあまり『いきなりステーキ』に対して不公平になっているような気がする。新しいものがもてはやされる、そんな不公平はライターとして行ってはいけない。

今回は、『ザ・ステーキ』の記事に対するアンサー記事として、『いきなりステーキ』で本気を出して真剣に飯を食ってきた。レポートする。

 

いきなりステーキの肉質を1つ上げる

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通い慣れたいきなりステーキの店内へ

こちらは『ザ・ステーキ』とは異なり立ち食いスタイル。例えば1人でサクッと食べるとき、立ち食いそばに慣れ親しんだ様に立ち食いというのは悪くない。席に案内されて、席番号の書かれた札を持って店内の肉カウンターへ進む。

一番安い肉は1g5.5円で300gからの注文となる。単純計算で1600円~ぐらいということだ。『ザ・ステーキ』はもうすこし値段が高いので、ここはランクをひとつ上げて1g7円のサーロンを300g注文することにした。

安いほうが不利なのは仕方がないが、1g7円の300gということは2100円ぐらいという事でこれで値段を理由にした『いきなりステーキ』の不利や言い訳はなくなる。

 

『ザ・ステーキ』よりも分厚い

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鉄板に乗ったミディアムレアのサーロン、300gが運ばれてくる。

肉の下には玉ねぎが敷かれており、肉が直接鉄板に触れないようになっている。食べすすめるうちに肉に火が通り過ぎるのを防ぐための配慮だろう。肉の上にはガーリックチップと特製のガーリックバター。

ソースは各テーブルの保温ポットに入っており、温かい状態で提供。玉ねぎの施策と合わせて冷めにくく、且つ焼きすぎない様に対策されている。

『ザ・ステーキ』との違いで一番感じたのは見た目の迫力。分厚いのだ。やっぱりステーキは見た目で分厚い肉を豪快に切りたいという人もいるだろう。

 

思ったより柔らかい良い肉

さて、私が『ザ・ステーキ』をベタ褒めする理由の一つに柔らかさと脂身の少ない赤身を使用している、という事がある。

『いきなりステーキ』の肉は、ちょっと固めでサイドにしっかりとした脂の塊がついており、まあ値段考えるとこんなもんだろうという妥協の空気が漂うイメージだった。

さて、さっそく運ばれたぶ厚い肉を切っていく。

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ん?柔らかい。ナイフを通して伝わってくる感触は想像していたソレよりも柔らかい。

また、肉を切ったときの最後の1cmぐらいに付いてきて中々切り離せないあの白い脂の塊もない。

写真を見てのとおり、焼き加減も綺麗なミディアムレア。これは期待できるのでは?

最初はソースをかけずにガーリックバターをつけて口に放り込む。

分厚い肉の感触、口いっぱいにほうばる厚みのある肉、そしてなぜか柔らかい赤身。

美味い!想像していたよりも何倍も美味い。

当時の肉よりも良い肉に変えたのだろうかと考えながらふと、今回は1g7円のサーロインにした事を思い出した。

サーロインうまいぞ!

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見よ、この断面。やっぱりステーキは分厚く切ってミディアムレアの赤い肉を口中にほうばる豪快さも必要だし、柔らかさも必要。このサーロインはその両方を満たしている。ガーリックバターもうまいし、カウンターに置いてあるにんにくを足しても美味い。

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ライスをつけてお会計は約2600円。グラム数がこちらは300g、『ザ・ステーキ』はハーフポンドで約230g。

肉の量を考えると、『いきなりステーキ』が高いということもない。

 

総評

六本木ステーキ戦争と勝手に名付けたこの勝負『ザ・ステーキ』と『いきなりステーキ』だが、どうやら優劣が付けがたい様だ。まず、一見同じフィールドで戦っている様に見えるがそのポジショニングは微妙に異なる。

例えば、ランチにさくっとちょっと固めでもいいから豪快にステーキとライスを掻き込むなら『いきなりステーキ』の方がいい。 『ザ・ステーキ』はカレーを提供しているが昼にステーキは食べらてないのだ。このランチカレーもめちゃくちゃうまいのだが、カレーとステーキを戦わせてもしょうがないというか、その日の気分だろう。

 

夜7時に食べるとして、安く早くさくっと1人や2人で若い方が食べるなら『いきなりステーキ』を推したい。やはりあの分厚い肉は食べる側を興奮させる。そして、今回は@7円の肉を頂いたが、例えば安いほうがよければ@5.5円の肉もある。立ち食いで1人でも入りやすい。

一方で、4人で30代40代の大人となるとやはり『ザ・ステーキ』に行きたい。席に座って落ち着いていい肉をたべたい。脂身の少ない上質な赤身肉を、あの玉ねぎたっぷりのソースをかけて肉を切りながら口に運ぶ行為を繰り返したい。

また、深夜は『ザ・ステーキ』しか空いていない。『ザ・ステーキ』は朝6時までなのだ。

 

ということで私は、 両方の店を使い分けることにする。

ここでひとつだけ、この記事で言いたいことがある。それは、『いきなりステーキ』の肉が硬いと思っている人に、1g7円のサーロインを食べて欲しいということだ。

たしかに、以前食べて硬かったなどの意見はあるかもしれないが、サーロインを食べると私のようにちょっと見方が変わるかも知れない。

そして今日私は、『いきなりステーキ』に行く予定だ。なぜなら 『ザ・ステーキ』は六本木にしかないが、『いきなりステーキ』は都内いろんな場所にある。

どちらの店舗も違った切り口で、それぞれ発展して欲しいものだ。

※文中の写真はすべて筆者撮影のもの

 

今回のお店

『いきなりステーキ』

http://ikinaristeak.com/home/

 

『ザ・ステーキ』

http://thesteak.jp/