六本木ステーキ戦争ランチ編、『ザ・ステーキ』レポート

2015/4/14

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六本木交差点付近にはステーキ屋が多い

『アウトバックステーキハウス』、『ウルフギャングステーキハウス』、『いきなりステーキ』、『ザ・ステーキ』。

昨年のいきなりステーキの登場は刺激的で、シンプルにステーキだけを立ち食いで食べるという価値提案は我々一般ピープルの心に刺さった。

そして、先月の『ザ・ステーキ』登場。
いきなりステーキよりもちょっと高いけれどもオペレーションを効率化したり余計なものを排除して肉質を上げるという価値提案と、深夜早朝までの営業時間は六本木人に受け入れられた。

以前、ザ・ステーキのレポートでいきなりステーキよりも良い様な事を書いてしまったが、いきなりステーキは立ち食いということで夜よりもランチの方が実力を発揮するのではないだろうか?
夜だけを比較して、どちらがおすすめというのはフェアではないため、今回ランチを食べ比べて比較した。それぞれレポートする。

先攻、ザ・ステーキ

ザ・ステーキのランチはなんとステーキが食べられない。
ステーキの端切れ肉を使った『牛スジカレー』1品だけを提供しているということで、さっそくお店へ。場所は六本木の交差点からミッドタウン方面へ進み、銀だこのひとつ先の蕎麦屋を右に曲がった辺り。
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ランチは限定30食ということで売り切れが心配だったが、幸いにも当日は季節外れの雪がちらつく悪天候ということで、昼1時前でもいただくことができた。

ランチは4数類

中盛りカレー、大盛りカレー、中盛り牛カツカレー、大盛り牛カツカレー。
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夜に引き続いてランチメニューもシンプル。
せっかくならば牛カツも食べてみたいと、中盛り牛カツカレーをチョイス。

出来上がりを待つ間に辺りを見渡すと、テーブルに水とコップ、紙ナプキン生姜などがセットしてある。
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メニュー記載されている『生姜をたくさんかけてお召し上りください』という言葉は、この目の前の生姜を福神漬け替わりにしろという事だろう。

牛かつカレー中盛り

5分から10分ほどで揚げたての牛かつが乗ったカレーが登場
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まずはルーだけをスプーンですくって口に入れる。最初の印象はとても肉々しいということ。牛肉の濃い旨みが凝縮されていてちょっと濃すぎるほど。上あごと下にあたる感触が肉の存在を確認する。

続いて、牛かつをルーに浸して一口。揚げたての牛かつはサクサクでジューシー。私の写真の取り方が悪く少し見えづらいのだが、断面が透明に光っているのがわかるだろうか、これが肉汁だ。
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肉々しいルーをご飯に絡ませて食べる。先程はちょっと濃すぎると思ったルーだが、ご飯と共に食べるとその濃さも少し和らぐ。しかしまだルーが強く、ビールが欲しくなる。

ランチについてくるサラダはレモン風味のドレッシングでとても爽やかで、カレーの箸(スプーン)休めには丁度いい。
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牛かつはジューシーだし、ルーも“肉が溶け込む”旨みの濃い強烈なカレーだ。
美味いかと聞かれれば美味いのだがランチにはちょっと濃すぎる。完全に夜のカレーだ。ランチにはどこか手軽さを求めたいもので、ランチからこんなに濃いカレーと真剣勝負はしたくない。それとも、スタッフの手違いで煮詰めすぎたのだろうか?

生姜をたくさんかけてお召し上りください

まあこんなものだろうと食べ進めようとした時に、生姜の瓶が目にとまった。
そういえば、『生姜をたくさんかけてお召し上りください』とメニューに記載されていた事を思い出して、生姜を大量にカレーに投入し、ルーとご飯と一緒に口に運ぶ。
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ルーは肉以外の食感が無い。
野菜や余計な具材は見当たらず肉の繊維だけを口内で感じるところに生姜を噛む。シャクっという触感と共に酸味のある生姜の風味と味が、肉々しいカレーで少々疲れ気味だった口内に広がる。生姜の味はお寿司屋のガリと紅しょうがの中間ぐらい。

この生姜で、カレーは激変した。
理屈は分からないが、さっきまで『濃すぎてルーが強い』と思っていたカレーに生姜のフレッシュな味と香りが足され、めちゃくちゃ美味い。もはやルーが濃すぎるとは感じない。
それどころか、生姜を載せていない部分を食べても一度口内がリフレッシュされているからか、よりストレートに牛の詰まったカレーを楽しめる。

生姜を1コ載せてみたり3コ載せてみたり、牛かつと生姜を交互に食べてみたり、カレーの上に生姜をのせたり、カレールーに生姜を埋め込んで食べてみたり。

あっという間に完食してしまった。
ランチには合わない濃すぎるカレーだと思っていたが、生姜の登場ですっかりこの牛かつカレーが名残惜しくなってしまった。大盛りにすればよかった。

水を一気に飲み込み、お会計を済ませて店の外へ出る。
改めて店舗の看板に記載された文字『ステーキ屋だからできたステーキ屋の牛すじカレー』という文字を見て、一人頷く。

ステーキを食べることはできないが

ランチはカレーだけということでステーキを食べることはできなかったが、結果的に大満足だった。
ランチは2時まで営業しているが、平日だと1時頃には売り切れてしまうとの事。
肉以外の食感がない肉々しいステーキ屋のカレーに、ステーキで使用している肉を使った牛かつ。そして生姜。
土日もランチ営業しているとのことなので、ぜひ一度行ってみると良いだろう。

※写真は筆者撮影のもの
※六本木ステーキ戦争の対戦相手『いきなりステーキ』のランチについても近日レポートして比較する。

今回のお店
六本木『ザ・ステーキ』
http://thesteak.jp/