牛豚鳥が織り成す肉々しい一夜を、渋谷『厨七代目松五郎』

2015/3/25

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最近肉を食べる機会が増えた

値段に関わらず旨いか不味いかを正直に感じる程度の舌は持ち合わせているため、うまい店を見つけることは自分のライフワークだと言っていい。そんな自分が、今お気に入りの肉料理屋『厨七代目松五郎(みくりやななだいめまつごろう)』を紹介しよう。
ここは焼肉屋ではなく肉料理屋、一品料理が数多く並びメインの鍋料理へとつなぐ。

 

肉カルパッチョ/牛or鳥

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表面を炙ったレアな牛肉にオリーブアイル、バルサミコ、すりおろしチーズに乾燥パセリ。
ウマイに決まっているちょっとずるい一品。
また、鳥のカルパッチョはオリーブオイルではなくごま油と塩で揉み込んだこちらも至極の一品

 

コンビーフ/牛

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リピーターが多いたまらん一品
市販のコンビーフと違って肉身がやわらかい。カリカリにローストしたバゲットに乗せていただく。
噛むごとに塩漬けされた肉のエキスがふわーっと口中に。

 

なめろう/牛[注文不可]

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これは残念ながらメニューに載っていないスペシャリテ。
普段注文することはできないが、どうしても食べたい人はこの記事を見せながらダダを捏ねてみるといいかもしれない。
長ネギショウガなどと一緒に脂の乗った牛刺しを叩き、塩で味を整えてある。
そのままで悶えるほどうまかった。濃厚な牛の旨みほんのりした甘味に上品な脂。
ちょっとわさびと醤油を垂らしても最高。

 

ソーセージ3種/豚

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スモークされたノーマルソーセージ、バジル、ペッパーの3種類
皮がぱりっと強めに焼かれているあたりは、『わかってる』お店だ。
ナイフとフォークで上品に取り分けるもよし、かぶりついて口中を肉汁に塗れさせるもよし。
腹が減っている時に、ビールと一緒に早い段階で注文することをおすすめする。

 

牛かつレア仕様/牛

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これもメニューに載っていない特別仕様
メニューに載っている牛かつとは別で、レアに仕上げてくれる極上の牛かつがあるのだ。
この記事を見せると出してくれるかも知れないし、何度か通わないと出してくれないかもしれない。
味はたまらん。赤身の牛かつも良いし、サーロインの牛かつもいい。塩とわざびでシンプルにたべるのだが、わさびもこだわっていて肉に合う様にスペシャル調合済み。

黒毛牛の炭火焼/牛

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上質な塊肉を丁寧に炭火で焼くと外はキュッと引き締まり、中はじゅわーっと染み出てくる肉汁滴るしっとり肉になる。
肉汁が反射して写真がとりづらいほど。
これも塩とわざびでシンプルに頂くと、ああ…肉ってうまい…と至福の顔をしてしまうことだろう。
また、この肉のために特別調合のバターも添えてあり、こちらも相性抜群。

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特に赤ワインで流し込んだ日には幸せを感じることだろう。

 

肉寿司/牛

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写真では肉にしか見えないが、お寿司2コ分程度の小さなご飯がこの下に隠れている。
お肉は薄切りで小手のひらサイズが2枚。この肉にご飯を巻いて口に入れると、肉の旨味をご飯がダイレクトに吸収して思わずおお…っと声が出るだろう。
肉の旨味と炭水化物の旨み。はっきり言っておこう。まずいはずがないずるいメニュー。

 

カツ丼/豚[裏メニュー]

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締めメニューで1・2を争うほどおすすめなのがこのカツ丼。
ただし裏メニュー。
もう、肉が反則。鶏もも肉かと思うほど断面の盛り上がったぷりっぷりの肉質。
これ食べたら、今まで食べてきたカツ丼が何だったのか悲しくなるほど。
この記事を読んでいる方は、ぷりっぷりの豚肩ロース肉をかりっかりに揚げてだし汁と卵でとじた食べ物を食べたことがあるだろうか?
たまらん一品。ハーフサイズやご飯を減らしたりもできるし、ご飯無しもできるらしい。
つゆだくなので、つゆだくが苦手な人は先に言うべし。
でも、お腹いっぱいでつゆごとさらさら掻き込む締めご飯もたまらんですよ。

 

キーマカレー

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カツ丼と双璧を成す締めメニューキーマカレー。
これも夜のメニュー表には載っていないか。
作るのにとんでもない量の愛情が必要ということで、提供がない日もあるそうだが本当に必食の一品。
量もある程度調節してくれるし、ルーだけをつまみにワインを飲んでもいい。
初めて食べた際には、あまりのカレーの旨さに翌日ランチに行ったほと感動。
さて、もうはみ出すほどの松五郎愛が十分に伝わったところで最後に1品メイン料理を紹介

それは、メインのすき焼き

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もう説明は不要だろうか?肉の上に春菊。調理はお店の方が全部やっていただけて、最初の一口目はレアな肉を長ネギと頂く。

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特製の割り下で味付けされた暖かい生肉とネギ、口に入れると肉の旨味と生肉の食感でもうたまらんです。
いかがだっただろうか?
口コミで広がっているのでまだ余裕で予約は取れる。運がよければ平日は当日でも空いていることが多い。

いつか予約が取れなくなってしまうのは残念だが、うまい店を紹介するのが仕事だから仕方がないか。
ぜひ一度行ってみるといい。

初めて行かれる場合でも、カウンター、テーブル、個室とあるので1人でも大人数でも満足できるだろう。

最後の最後まで堪能したいのであれば、お土産の肉巻きおにぎり3コ入り(要予約)を持ち帰ると良い。

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翌日の昼に前日を思い出しながら食べる肉巻きおにぎりの味は、きっと人生でも指折りの味だろう。

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※写真はすべて筆者撮影のもの。メニューは筆者来店(2015年2月時点)のもの。

 

今回のお店

渋谷『厨七代目松五郎』

http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13147124/